ロンドン・コンクール2020は、史上最もアイコニックなフェラーリのひとつであるディーノをユニークな色彩で祝う、特別企画の第一弾を発表した。英国最古の独立系フェラーリ・スペシャリスト、フォスカーズが提供するディノの個人所有コレクションは、首都で最も素晴らしい自動車ガーデンパーティーの主役となる。

ディーノは当初、フェラーリのバッジは付けられず、エンツォ・フェラーリの亡き息子「アルフレディーノ」の思い出を称えるために開発された。

6月10日から11日にかけて開催されるロンドン・コンクール2020では、フェラーリ・ディノ8台が、それぞれ異なる工場生産カラーをまとったユニークなラインナップで集結する。これは、ロンドン・シティのバンクとムーアゲートから目と鼻の先にあるHonourable Artillery Company本社の高貴な芝生が、たった2日間だけモータースポーツの仙境に変貌するショーの目玉である。スピードの追求」から「ハイパーカーの時代」まで、100を超える自動車のアイコンがクラスごとに集結する。

1967年に登場したディーノ206GTは、フェラーリ初のミッドシップエンジン搭載車であり、全車がV12エンジンを搭載していた時代に初めてV6エンジンを採用した。2.0リッターV6エンジンは、「アルフレディーノ」エンツォが設計したレーシングカーのひとつをロードカー用にアレンジしたものだ。こうして、新ブランド "ディーノ "と206GTの発表とともに、フェラーリは全勝のポルシェ911との戦いに足を踏み入れた。

軽量アルミニウム・ボディ、既存のフェラーリ・モデルよりもコンパクトなフットプリント、横置きミッドシップ・レイアウトによる完璧な重量配分、全周独立ダブルウィッシュボーン・サスペンションなど、ディーノはハンドリングにおいて驚異的な存在だった。そして206GTの登場からわずか2年後、その成功をさらに後押しするディーノ246GTが登場した。

エンジン・サイズが2.4リッターに拡大されたため、246GTはパワーが増し、性能もわずかに向上した。それでも246GTは大成功を収め、1969年から1974年にかけて3,500台以上が販売された。合計で約3,700台のディーノ206と246GT/GTSが製造され、フェラーリのビジネスと生産台数を一変させた。

ディノの顧客に提供される奇想天外なオリジナル・カラーの数々を紹介する。 ロンドン・コンクール ロッソ・キアロ・レッド、グリジオ・フェッロ・グレー、ブルー・ディーノ、ネロ・ブラック、ヌォーヴォ・ジャッロ・イエローなどのカラーが揃う。その中には、希少な「チェア&フレア」バージョンのディーノも含まれており、ワイドホイールアーチと「デイトナ」シートが追加された、英国で5台のみ納車された希少なモデルである。

ロンドン・コンクールのディレクター、アンドリュー・エヴァンスは言う: "ディーノが登場する前、フェラーリは非常にパワフルなV12エンジンを搭載したクルマを極めて少数生産していた。この軽快で美しいバランスの軽量スポーツカーの人気によって、フェラーリのビジネスは一変したと言っても過言ではない。ディーノは、355、430、そして最新のF8トリブートといった伝説的なモデルを含む、今日まで続くフェラーリのミッド・エンジン・モデル全体のひな型となった。マラネッロのアイコンをひとつだけ選ぶのは難しい。 ロンドン・コンクール ディーノはスポットライトを浴びるにふさわしい。

ロンドン・コンクール2020は6月10日~11日に開催される。チケットは以下から購入できる。 www.londonconcours.co.uk/チケット